🎵 ヘッドホンおすすめ6選【2026年7月版】ノイズキャンセリング・コーデック・重量で比較

ヘッドホン選びで最も大きな金額差を生むのは、実は機種の優劣ではなく「世代」です。2026年7月現在、価格.comのオーバーヘッドヘッドホン売れ筋ランキングは、1位が現行のBose QuietComfort Ultra Headphones 第2世代(約44,800円)、3位が2022年発売のソニー WH-1000XM5(約31,600円)、5位がBoseの第1世代(約31,200円)。上位5機種のうち2つを、型落ちのフラッグシップが占めています。しかもどちらもメーカーが生産完了を発表しておらず、在庫処分ではなく現役の併売です。同じ世代を買うつもりで比べていると、この1万3千円〜2万円の選択肢が視界に入りません。

もうひとつ見落とされやすいのが対応コーデックです。売れ筋1位のBoseも、本記事で最も高価なゼンハイザー MOMENTUM 5 Wirelessも、いずれもLDACに非対応です。逆にiPhoneはSBCとAACしか扱えないため、どのヘッドホンを選んでもコーデックによる差は出ません。つまりコーデックはAndroidユーザーだけの判断軸で、iPhoneユーザーが上位コーデック目当てに予算を上げても意味がありません。この記事では実勢価格・対応コーデック・連続再生時間・重量の4点で6機種を比較し、世代差と装備差まで含めて選べるように整理しました。価格はすべて2026年7月22日時点の価格.com最安値です。

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スペック比較一覧表

主要スペックと実勢価格をひと目で比較できます。横にスクロールできます。

ヘッドホンの価格ポジショニング価格ポジショニング(実勢価格・2026年7月30日時点)ソニー WH-CH720N最安でANCを試す約16,500円JBL LIVE 780NCLDAC対応で最も安い約22,600円ソニー WH-1000XM5型落ち最強のコスパ約31,600円Bose QuietComfort Ult…迷ったらこれ約44,800円ソニー WH-1000XM6最高峰のノイキャン約51,500円ゼンハイザー MOMENTUM 5 Wir…音質と再生時間の最高峰約63,000円
ヘッドホンの価格帯は約16,500円〜約63,000円。色の濃いバーが編集部の推奨2機種です。
製品名実勢価格目安対応コーデック連続再生(ANCオン)重量発売日
1Bose QuietComfort Ultra Headphones 第2世代約44,800円SBC/AAC/aptX Adaptive最大30時間約260g2025年9月25日
2ソニー WH-1000XM5約31,600円SBC/AAC/LDAC最大30時間約250g2022年5月27日
3ソニー WH-1000XM6約51,500円SBC/AAC/LDAC/LC3最大30時間約254g2025年5月30日
4JBL LIVE 780NC約22,600円SBC/AAC/LDAC/LC3最大約50時間約260g2026年3月26日
5ゼンハイザー MOMENTUM 5 Wireless約63,000円SBC/AAC/aptX Lossless ほか最大57時間約290g2026年6月22日
6ソニー WH-CH720N約16,500円SBC/AAC最大35時間約192g2023年3月3日

※価格は2026年7月30日時点の実勢価格の目安(税込)です。セール等により変動します。製品名をクリックすると詳細レビューへ移動します。

おすすめランキング 6選

編集部が「価格・性能・使い勝手・信頼性」の4軸で評価した順にご紹介します。

ヘッドホンの用途別マッチングチャート用途別マッチングチャート|こんな人には、この1台初めて4万円台のヘッドホンを買う人。iPhoneユーザーでコーデックを気にする…Bose QuietComfort Ultra H…迷ったらこれ|約44,800円予算3万円前後で妥協したくない人。Android+LDACでハイレゾワイヤレス…ソニー WH-1000XM5型落ち最強のコスパ|約31,600円予算に上限を設けず現行最上位を選びたい人。AndroidでLDACを使い、将来…ソニー WH-1000XM6最高峰のノイキャン|約51,500円Androidユーザーで、予算2万円台前半にLDACを収めたい人。充電の頻度を…JBL LIVE 780NCLDAC対応で最も安い|約22,600円音質を最優先し、6万円台を許容できる人。Snapdragon Sound対応の…ゼンハイザー MOMENTUM 5 Wireless音質と再生時間の最高峰|約63,000円初めてノイズキャンセリングを試す人。iPhoneユーザーでコーデックが関係ない…ソニー WH-CH720N最安でANCを試す|約16,500円
ヘッドホンは用途で選ぶと失敗しません。左の条件に当てはまるなら、右の1台が第一候補です。
1位
迷ったらこれ

Bose QuietComfort Ultra Headphones 第2世代

Bose(ボーズ)
約44,800円実勢価格目安(調査時点)

価格.comオーバーヘッドヘッドホン売れ筋1位(2026年7月15〜21日集計)。装着状態を測定して音を補正するCustomTuneに加え、頭の動きに追従して音像を前方に固定するイマーシブオーディオを搭載します。ノイズキャンセリングの静けさと装着感の軽さで評価が安定しており、初めての4万円台なら最も外しにくい選択です。

ノイズキャンセリング|アクティブ(クワイエット/アウェア/イマーシブ/シネマの4モード)対応コーデック|SBC/AAC/aptX Adaptive(Snapdragon Sound機器接続時)連続再生時間|最大30時間(イマーシブオーディオ使用時は23時間)重量|約260gマルチポイント|対応(2台同時)発売日|2025年9月25日

ここが良い

  • オーバーヘッドヘッドホン売れ筋1位。装着感・静けさ・操作性のどれにも大きな欠点がなく、用途を選ばない
  • CustomTuneが装着のたびに耳の形と密閉状態を測定して補正するため、イヤーパッドの当たり方による音の当たり外れが小さい
  • アプリで「クワイエット」「アウェア」を細かく調整でき、電車内と在宅ワークで設定を使い分けやすい

ここに注意

  • LDAC非対応。AndroidでLDACのハイレゾワイヤレスを使いたい人には向かない
  • 最安値は色によって変わり、約44,800円はホワイトスモーク。ブラックは約46,900円からと2,000円ほど高い

こんな人におすすめ:初めて4万円台のヘッドホンを買う人。iPhoneユーザーでコーデックを気にする必要がない人。ノイズキャンセリングの静けさと装着感を最優先したい人。

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2位
型落ち最強のコスパ

ソニー WH-1000XM5

ソニー(SONY)
約31,600円実勢価格目安(調査時点)

2022年発売ながら売れ筋3位を維持している前世代のフラッグシップ。ソニーは生産完了を発表しておらず、価格.comでも72店舗が取り扱う現役モデルです。現行のWH-1000XM6との価格差は約2万円で、LDAC対応・装着検出・マルチポイントといった中核機能はほぼ共通。本記事で最もコストパフォーマンスが高い1台です。

ノイズキャンセリング|アクティブ(統合プロセッサーV1+高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1)対応コーデック|SBC/AAC/LDAC連続再生時間|最大30時間(ANCオン)/最大40時間(ANCオフ)重量|約250gドライバー|30mm発売日|2022年5月27日

ここが良い

  • LDAC対応。ハイレゾオーディオワイヤレスの要件を満たすコーデックを、3万円台で使える
  • 現行のWH-1000XM6との実勢価格差が約2万円。ANCとコーデック以外の使い勝手はほぼ同等で、差額の説明が難しいほど近い
  • 装着検出に対応し、外すと自動で一時停止。マルチポイントでPCとスマホを行き来できる

ここに注意

  • 2022年モデルで、後継のWH-1000XM6がすでに存在する。今後の値下がり余地は小さく、生産完了のアナウンスが出る可能性は常にある
  • ヒンジを畳んで小さくする折りたたみ機構がなく、収納ケースが大きい。カバンの中でかさばる

こんな人におすすめ:予算3万円前後で妥協したくない人。Android+LDACでハイレゾワイヤレスを聴きたい人。最新モデルへのこだわりより価格対性能を優先する人。

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3位
最高峰のノイキャン

ソニー WH-1000XM6

ソニー(SONY)
約51,500円実勢価格目安(調査時点)

ソニーの現行フラッグシップで売れ筋2位。LDACに加えてLC3にも対応し、Bluetooth LE Audioが普及したあとまで使える数少ない機種です。ノイズキャンセリングはソニーが「世界最高クラス」と称する水準です(ヘッドバンド型ノイズキャンセリングヘッドホン市場において2025年3月1日時点、ソニー調べ)。予算に上限がなく、Androidでコーデックを最大限使いたいならこれになります。

ノイズキャンセリング|アクティブ(ソニー表記は「世界最高クラス」/2025年3月1日時点・同社調べ)対応コーデック|SBC/AAC/LDAC/LC3連続再生時間|最大30時間(ANCオン)/最大40時間(ANCオフ)重量|約254gドライバー|30mm発売日|2025年5月30日

ここが良い

  • LDACとLC3の両方に対応。LC3対応は本記事ではJBL LIVE 780NCと本機の2機種だけで、将来Bluetooth LE Audio対応機器が増えても買い替えずに済む
  • 売れ筋2位。ノイズキャンセリング性能を重視する層からの支持が厚く、レビュー母数も多いため評価が読みやすい
  • 装着検出・マルチポイント(2台)を備え、在宅ワークでPCとスマホを併用する使い方に向く

ここに注意

  • WH-1000XM5との差額が約2万円。LDAC・装着検出・マルチポイントは前世代も備えており、価格差ほどの体感差が出るかは用途次第
  • 本記事で2番目に高価。ANCとコーデック以外の理由で選ぶには根拠が薄い

こんな人におすすめ:予算に上限を設けず現行最上位を選びたい人。AndroidでLDACを使い、将来のLE Audioも見据えたい人。ノイズキャンセリング性能が最優先の人。

実勢価格 約51,500円(2026年7月30日時点)最新の価格・在庫は各販売サイトでご確認ください

4位
LDAC対応で最も安い

JBL LIVE 780NC

JBL(ハーマンインターナショナル)
約22,600円実勢価格目安(調査時点)

2026年3月発売の新世代ミドルクラス。本記事でLDACに対応する最も安い機種で、ソニーのWH-1000XM5より約9,000円安く済みます。連続再生はANCオンで約50時間、オフなら約80時間と本記事屈指。Bluetooth 6.0を採用した数少ない現行機でもあります。

ノイズキャンセリング|アダプティブノイズキャンセリング2.0対応コーデック|SBC/AAC/LDAC/LC3連続再生時間|最大約50時間(ANCオン)/最大約80時間(ANCオフ)重量|約260gドライバー|40mm発売日|2026年3月26日

ここが良い

  • LDAC対応機として本記事で最安。ハイレゾワイヤレスの入口を2万円台前半まで下げている
  • ANCオンで約50時間、オフで約80時間。週に一度の充電で足りる水準で、出張や長距離移動に強い
  • Bluetooth 6.0とLC3に対応。接続の安定性と将来のLE Audio環境の両方に備えている

ここに注意

  • 前世代のLIVE 770NCが約1万円で併売されており、倍以上の価格差をどう見るかの判断が必要になる
  • 約260gで、約16,500円のWH-CH720N(約192g)より70g近く重い

こんな人におすすめ:Androidユーザーで、予算2万円台前半にLDACを収めたい人。充電の頻度を減らしたい人。出張や長時間フライトが多い人。

実勢価格 約22,600円(2026年7月30日時点)最新の価格・在庫は各販売サイトでご確認ください

5位
音質と再生時間の最高峰

ゼンハイザー MOMENTUM 5 Wireless

ゼンハイザー(Sennheiser)
約63,000円実勢価格目安(調査時点)

2026年6月22日発売、約4年ぶりの刷新となるゼンハイザーの新フラッグシップ。42mmトランスデューサーを有線の名機HD 600系を参考にチューニングし、同社として初めてDolby Atmosに対応しました。連続再生は本記事最長の57時間、ノイズキャンセリングは前作比で最大3倍を謳います。音質を最優先するならここです。

ノイズキャンセリング|アダプティブ(前作MOMENTUM 4比で最大3倍を標榜)対応コーデック|SBC/AAC/aptX/aptX HD/aptX Adaptive/aptX Lossless(Snapdragon Sound)連続再生時間|最大57時間(ANCオン時。ANCオフ時は未公表)重量|約290gドライバー|42mmトランスデューサー発売日|2026年6月22日

ここが良い

  • 連続再生57時間は本記事最長。しかもANCをオンにした状態での数値で、実運用での余裕が大きい
  • aptX Losslessに対応。Snapdragon Sound対応のAndroid端末となら、ワイヤレスでロスレス伝送ができる
  • ゼンハイザーとして初のDolby Atmos対応。HD 600系を参考にしたチューニングで、音質を第一に選ぶ人向けの設計

ここに注意

  • LDAC非対応。手持ちのAndroidがSnapdragon Sound非対応だと、上位コーデックの恩恵はほとんど受けられない
  • 約290gで本記事最重量。発売直後のため価格.comの取扱店舗も7店と少なく、値下がりはこれから

こんな人におすすめ:音質を最優先し、6万円台を許容できる人。Snapdragon Sound対応のAndroidを使っている人。充電の手間を極力減らしたい人。

実勢価格 約63,000円(2026年7月30日時点)最新の価格・在庫は各販売サイトでご確認ください

6位
最安でANCを試す

ソニー WH-CH720N

ソニー(SONY)
約16,500円実勢価格目安(調査時点)

本記事で最も安く、最も軽い1台。約192gはMOMENTUM 5 Wirelessより約100g軽く、長時間の装着で効いてきます。ノイズキャンセリングは上位機と同じ統合プロセッサーV1を搭載。売れ筋7位につけており、後継機は出ていない現役モデルです。

ノイズキャンセリング|アクティブ(統合プロセッサーV1)対応コーデック|SBC/AAC(LDAC・aptXいずれも非対応)連続再生時間|最大35時間(ANCオン)/最大50時間(ANCオフ)重量|約192gドライバー|30mm発売日|2023年3月3日

ここが良い

  • 約192gで本記事最軽量。重量差はメガネ併用や3時間以上の連続装着で最も体感しやすい部分
  • 2万円を切ってソニーのアクティブノイズキャンセリングが手に入る。上位機と同じ統合プロセッサーV1を搭載
  • ANCオフなら最大50時間。価格帯を考えるとバッテリーは十分に長い

ここに注意

  • SBCとAACのみでLDAC・aptXいずれも非対応。Androidでハイレゾワイヤレスを狙う用途には使えない
  • 本記事で唯一、装着検出に非対応。ヘッドホンを外しても再生は止まらず、手動操作が必要になる

こんな人におすすめ:初めてノイズキャンセリングを試す人。iPhoneユーザーでコーデックが関係ない人。軽さを最優先する人、メガネと併用する人。

実勢価格 約16,500円(2026年7月30日時点)最新の価格・在庫は各販売サイトでご確認ください

ヘッドホンの選び方|5つのポイント

POINT 1型落ちフラッグシップが現役で売れている。世代差の価格を先に確認する

このカテゴリで最も大きな節約になるのは、前世代のフラッグシップを意図的に選ぶことです。2026年7月15〜21日集計の価格.comオーバーヘッドヘッドホン売れ筋ランキングでは、1位がBose QuietComfort Ultra Headphones 第2世代(約44,800円)、3位がソニー WH-1000XM5(約31,600円)、5位がBose QuietComfort Ultra Headphones 第1世代(約31,200円)です。WH-1000XM5と現行WH-1000XM6の差は約19,900円、Boseの第1世代と第2世代の差は約13,600円にもなります。重要なのは、これらが在庫処分ではないという点です。ソニーは公式サイトでWH-1000XM5の製品ページを掲載し続けており、価格.comでも72店舗が取り扱っています。Boseの第1世代も25店舗で併売中です。ドライブレコーダーのように「売れ筋上位なのに生産終了済み」という例もあるため、型落ちを狙うときはメーカー公式サイトに製品ページが残っているかを必ず確認してください。残っていれば、それは値下がりした現役機です。

POINT 2対応コーデックは「使っているスマホ」で決まる。iPhoneならほぼ無関係

コーデックはカタログで最も誤解されやすい項目です。まず前提として、iPhoneはSBCとAACしか扱えません。LDACにもaptXにも対応していないため、iPhoneユーザーがどのヘッドホンを買っても実際に使われるのはAACです。つまりコーデックはAndroidユーザーだけの判断軸になります。そのうえで各機種を見ると、日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオワイヤレスの要件を満たすコーデックであるLDACに対応するのは、本記事ではソニーのWH-1000XM5・WH-1000XM6と、JBL LIVE 780NCの3機種だけです。売れ筋1位のBose QuietComfort Ultra Headphones 第2世代はSBC/AAC/aptX Adaptiveで、LDACには対応しません。最も高価なゼンハイザー MOMENTUM 5 WirelessもaptX系のみで、やはりLDAC非対応です。価格の高い機種ほどコーデックが充実するという関係は成り立っていません。なお価格.comのスペック表はBoseの対応コーデックを「SBC/AAC」とだけ記載しており、Bose公式マニュアルに明記されたaptX Adaptiveが抜けています。コーデックはメーカー公式の仕様で確認するのが確実です。

出典:日本オーディオ協会「ハイレゾ 定義と運用」

POINT 3連続再生時間は「ANCオンかオフか」を必ず確認する

カタログの再生時間は、ノイズキャンセリングをオフにした条件で書かれていることがあります。同じ条件でそろえると差は明確で、ANCオン時ではゼンハイザー MOMENTUM 5 Wirelessが最大57時間、JBL LIVE 780NCが約50時間、ソニー WH-CH720Nが35時間、ソニーのWH-1000XM5/XM6とBose第2世代が30時間です。ANCオフならJBL LIVE 780NCが約80時間まで伸びます。注意したいのはBoseで、公称30時間はイマーシブオーディオをオフにした状態の数値であり、イマーシブオーディオを使うと23時間まで下がります。この機能はBoseの主要な売りなので、常用するつもりなら実質23時間で見積もってください。またMOMENTUM 5 WirelessはANCオフ時の数値をメーカーが公表していないため、57時間という数字をANCオフの条件と取り違えないよう注意が必要です。

POINT 4重量は100g差。長時間つけるほど効いてくる

オーバーイヤーヘッドホンは頭と耳で全体重を支えるため、数十グラムの差が装着時間の限界を左右します。本記事の6機種では、ソニー WH-CH720Nの約192gからゼンハイザー MOMENTUM 5 Wirelessの約290gまで、約100gの開きがあります。ソニーのWH-1000XM5が約250g、WH-1000XM6が約254g、Bose第2世代とJBL LIVE 780NCが約260gで、多くの機種は250〜260gに収まっています。目安として、1〜2時間の通勤利用なら250g台でも問題になりにくく、3時間以上の連続装着やメガネとの併用が前提なら200g前後を選ぶと負担が明確に軽くなります。なお重さは音質とトレードオフの関係にあり、大口径ドライバーや金属パーツを使うほど重くなります。MOMENTUM 5 Wirelessの290gは42mmトランスデューサーの代償と考えると納得しやすいはずです。持ち運びの軽さを最優先するなら、そもそもワイヤレスイヤホンのほうが向いています。

POINT 5装着検出とマルチポイント。安い機種で削られるのはここ

価格差は音質やANCだけでなく、日常の細かい快適さにも表れます。装着検出はヘッドホンを外すと自動で再生を一時停止し、着け直すと再開する機能で、本記事ではソニー WH-CH720Nだけが非対応です。声をかけられるたびに手動で止める必要があるため、オフィスや家族のいる部屋で使うなら差が出ます。一方マルチポイント(2台同時接続)は6機種すべてが対応しており、PCとスマホを併用する使い方であればどれを選んでも問題ありません。もう一点、長期的に効いてくるのがバッテリーです。ワイヤレスヘッドホンの寿命は多くの場合、内蔵バッテリーの劣化で決まります。MOMENTUM 5 Wirelessはユーザー自身によるバッテリー交換に対応しており、5年以上使うつもりなら6万円台という価格の見え方が変わってきます。なおテレビの音を良くしたいという目的なら、ヘッドホンではなくサウンドバーの領域です。

よくある質問

iPhoneで使うなら、LDAC対応のヘッドホンを選ぶ意味はありますか?
ありません。iPhoneはA2DP接続でSBCとAACしか扱えず、LDACにもaptXにも対応していないためです。LDAC対応機をiPhoneにつないでも、実際に使われるコーデックはAACになります。したがってiPhoneユーザーがコーデックを理由に予算を上げる必要はなく、ノイズキャンセリング性能・装着感・重量・連続再生時間で選んだほうが満足度は高くなります。将来Androidに乗り換える可能性がある場合や、AndroidとiPhoneを併用している場合にかぎり、LDAC対応を保険として考える価値があります。
WH-1000XM5とWH-1000XM6の約2万円差は、何の差ですか?
主にノイズキャンセリング性能と対応コーデックの差です。WH-1000XM6は現行フラッグシップとしてANCを強化し、LDACに加えてLC3にも対応します。一方でLDAC対応・装着検出・マルチポイント(2台)・連続再生30時間(ANCオン)といった中核部分は、WH-1000XM5もすべて備えています。重量も約250gと約254gでほぼ同じです。したがってANC性能を最優先する、あるいは今後普及するBluetooth LE Audio(LC3)まで見据えたいという明確な理由があればWH-1000XM6、そうでなければWH-1000XM5で必要十分というのが実勢価格を踏まえた判断になります。
Bose QuietComfort Ultra Headphonesの第1世代と第2世代は、どちらを買うべきですか?
2026年7月時点で第1世代が約31,200円、第2世代が約44,800円と、差は約13,600円です。第1世代は2023年10月発売ですが生産完了は発表されておらず、価格.comでも25店舗が取り扱う現役モデルで、売れ筋も5位につけています。第2世代はノイズキャンセリングとイマーシブオーディオが強化されていますが、基本的な装着感とBoseらしい静けさは第1世代の時点で完成しています。予算を3万円台に抑えたい場合は第1世代でも後悔しにくく、最新世代であることに価値を感じる場合や長く使う前提なら第2世代を選ぶ、という切り分けが現実的です。
ノイズキャンセリングが一番強いのはどの機種ですか?
各社が公表しているのは自社製品との比較値のみで、横並びで比較できる公的な測定基準は存在しません。ゼンハイザー MOMENTUM 5 Wirelessは前作比で最大3倍、ソニー WH-1000XM6は「世界最高クラス」(ヘッドバンド型ノイズキャンセリングヘッドホン市場において2025年3月1日時点・ソニー調べ)、Bose QuietComfort Ultra Headphones 第2世代は自社史上最高と、いずれも基準の異なる表現です。数値で優劣を決められないため、実際には家電量販店での試聴が最も確実です。そのうえで傾向を言えば、静けさそのものの評価はBoseとソニーの上位機に集中しており、この2ブランドの現行機であれば大きく外すことはありません。
メガネをかけていますが、長時間つけても痛くなりませんか?
メガネのつるとイヤーパッドが干渉するため、影響するのは主に重量と側圧です。本記事では最軽量がソニー WH-CH720Nの約192g、最重量がゼンハイザー MOMENTUM 5 Wirelessの約290gで、約100gの差があります。3時間以上つけ続ける想定なら200g前後の機種が明確に有利です。250〜260gの機種でも1〜2時間の通勤であれば問題になりにくいものの、購入前に実機で30分程度装着してみることをおすすめします。側圧はカタログに数値が出ないため、試着以外に判断する方法がありません。
型落ちモデルを買って、すぐ生産終了になったりしませんか?
その可能性はあるので、購入前にメーカー公式サイトに製品ページが残っているかを確認してください。2026年7月時点では、ソニー WH-1000XM5もBose QuietComfort Ultra Headphones 第1世代も公式サイトに掲載があり、生産完了は発表されていません。ただし他カテゴリでは、売れ筋ランキング上位にありながらメーカーの生産終了リストに載っている製品も実在します。ランキング上位であることは現行モデルであることの証明にはなりません。なお仮に生産終了になっても、修理受付期間はメーカーが別途定めており、ソニーは製品ごとに保有期間を公表しています。ファームウェア更新が止まる可能性はありますが、ヘッドホンとしての機能が使えなくなるわけではありません。